数年前からよく耳にする様になった「空気を読まない」という言葉があります。この言葉が使われる様になったのは「K(空気を)Y(読まない)」というフレーズが流行語にもなるぐらい流行った時からですね。
しかも何故か「空気を読まない」というのはマイナス的なイメージで使われる事がほとんどです。
ですが私はそれには納得がいかないというか腑に落ちないですね。例えば主張の違いがある場合にも使われます。
その様な時は多数派な人間が少数派な人間に対して使う事が多いと思いますが、多数派が自分と別の主張をする人間や、違う雰囲気を持っている人間に対して使ったりしています。
でも別に少数派だからってその意見が間違っているなんて事はありませんし、日本人は自分の意見を主張する意思が弱く、場の空気を壊さない様に周りに気を使ったり流されたりする傾向が強いですね。
つまり「空気を読む」というのは場の雰囲気を壊さない様に常に回りに合わせるということになります。
それは例えば、周りが間違っている事をしていて自分でもそれが間違っているとわかっている事でも場の流れに流されろという事です。
友達や仲間に対して間違っている事は間違っているとハッキリ言える事はとても大事な事です。
ですが最近はそれができない人が多いです。特に学生に多く、性別では女性が多いです。
これは女子学生が学校生活を円満に送る為には友達グループというのが必要不可欠で、物事の良し悪しよりも重要な事項になっているからです。
それが時にはいじめを引き起こす事もありますし、決して良い傾向ではないと思います。
という私も学生時代はやはり友達同士で遊んでいる時は空気を読んで行動する事が多かったですし、学生において友達同士の付き合いというのは学校生活そのものだという気持ちも理解できます。
ですがそれでも間違ってると思った時ははっきり言って時には衝突したりもありましたが、それでも付き合いが続いている友達とは本当に親友と言えます。
今だからこそはっきり自信を持って言える事でもあるのですが、空気を読むとか読まないとかそんな事より間違っている事は間違っていると言える強さの方が大切です。
|